2005年05月21日

《値上げ》 三好孝彦氏 日本製紙連合会会長

■本日は会長■

三好孝彦氏
日本製紙連合会会長

(日本製紙グループ本社社長)

■会長からの議題■

「値上げ」


■<社長>たちへの提案事項■

「値上げ」してみましょう。

今は「値段がモノの価値を決める」時代です。

値上げをすることで、物の価値があがることもあります。
その値段が適正であるかどうか、もう一度考えて見ましょう。

経営者でない方は、自分自身の値段を上げて見ましょう。
自分を過小評価していないか、考えてみてください。

できそうにない仕事でも、「できる」と思い込むだけで、または口にだしてみるだけで、効果あるかも。



■提案事項にいたるまでの議事録■

早ければ秋にも、紙の価格が値上げされるかもしれません。
もしそうなれば、その数ヵ月後には末端価格に影響が出るのではないでしょうか。

紙もそうですが、原油にしても鉄鋼にしても最近は原材料の価格高騰が目立ちますね。
「原油にしても」と言いましたが、原油の価格上昇が紙の価格にも相応の影響を及ぼしています。

紙・パルプの製造過程で、発電用ボイラーの燃料として重油を使用しているからです。

経済産業省が3/3〜3/18に行った調査では、「影響が懸念される業種」の一つとして、「紙・パルプ」をあげています。
同省からPDFで情報が開示されているので、参考までに見てみるのも良いかもしれません。
(後ろのほうに経済産業省へのURLを書いておきますね)

値上げ交渉に際しては、印刷会社などの抵抗を三好氏は予測しています。
このまま原油高が続けば、雑誌や本、コピー用紙などの末端にまで、価格転嫁されてしまうのかもしれませんね。

紙などの原料を提供する企業というのは、価格さえ上げてしまえば利益の回復もある程度見込めると思うので、株価への影響も軽微でしょう。
問題はやはり、末端の業者への影響が心配ですね。


価格の改定というのは、高くすることも購買意欲を高める一つの戦略にな得ると思います。
値上げをすると、売れなくなりそうな感じもしますが…。

本来、価格というのは物の価値によって決まってきました。
しかし、最近は「価格が物の価値を決めている」という傾向も強いです。

例えば化粧品。これは、値段の高い商品のほうが、なんだか優れた良い製品のような気がしませんか?(ほんとうにそんな価値があるかどうか疑問だとしても) 

テニスやゴルフをやっている方なら分かると思いますが、高価なラケットやゴルフクラブの方が、上手くなれるような気がしませんか。

情報商材などもそうですね。
あえて「値上げ」をすることで、販売を促進するという効果も得ることが出来ます。
「来月から17800円→29800円に値上げ」というキャッチコピーに背中を押されて、つい買ってしまったという方もいるはずです。

まあ、原油の値上げはあまりして欲しくはないですが…。


■原油価格上昇に関する経済産業省のレポートです。■

「原油価格上昇の我が国産業への影響に関する調査結果(フォローアップ)」


ちらっとみてみるだけでも、参考になることが書いてありますよ。



■会社概要■
(三好氏は日本製紙連合会会長として紹介されておりますが 「日本製紙グループ本社」社長でもあるので、こちらを紹介します)

[3893]株式会社日本製紙グループ本社

・設立
 2001年03月30日

・資本金
 55,730,000,000円

・従業員数
 連結 14154人
 単独 4人

・事業内容
日本製紙と大昭和製紙が統合し設立した持ち株会社。王子製紙と並ぶ業界2強の一つ    

・ホームページURL
http://www.np-g.com/

・株価チャート
http://chart.finance.livedoor.com/index?stock_id=3893


■原文掲載(日本経済新聞より)■

・記事掲載日
[2005.05.21(土)]

・表題
[現燃料費高騰に悲鳴]

・本文
▽…「紙の価格も上げざるを得ないのではないか」。原燃料費の高騰が収益を圧迫しており、紙製品の価格転嫁について言及した。東南アジアからの割安な輸入紙の動向を見極めなければならないが、「早ければ秋口にも価格改定に取り組むことになるのでは」と見通しを語る。

▽…紙の国内出荷量は十一ヶ月連続で前年同月比プラスで、需要は底堅い。値上げの環境は整いつつある。ただ、昨年秋にも値上げを打ち出したが、業界の足並みがそろわず上げ幅は目標の半分程度にとどまった。印刷会社などの抵抗が予想されるが、「どこも苦しいはず」と理解を求めていた。



executive_brain at 00:00│TrackBack(0)「回転いす」の経営者たち 

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