2005年05月24日

《盛衰の判断》 東哲郎氏 東京エレクトロン会長

■本日の社長■

東哲郎氏
東京エレクトロン会長



■社長からの議題■

「盛衰の判断」


■<社長>たちへの提案事項■

マーケットの盛衰は、どこを見るかで判断が変わる。
現行の戦略に行き詰まりを感じたら、市場の見方を変えてみてはいかがでしょうか。

BLOGやメルマガはすでに飽和気味で、いまから初めても後発組みになる。
しかし、マーケットとして生きているか死んでいるかは、やはり見方によって変わるのでしょう。

「いまから始めてもなぁ…」と足踏みしている人は、試しにやってみるのもいいかもしれませんね。
というかそもそも、BLOGやめるまがは情報伝達の手段なので、マーケットとは言わないかもしれないけど。



■提案事項にいたるまでの議事録■

売上高の伸び率が年平均で二割だった産業が、今は年平均一割に減った。
…これは衰退と言えるのでしょうか。
半導体産業界に身をおく東氏は、まだ成長できると踏んでいる。

盛衰の判断は、どの産業でも難しいだろうと思う。
まだ盛んであるとみて、資金や人材を投入するのか。
すでに衰退傾向にあると見て、手を引くのか。

結局のところ、そのマーケットや産業が盛んであるのか、はたまた衰退傾向にあるのか、それらの判断は、「どこに目をつけるか」で違いが出てくるのだと思う。

この件に関しては、ライブドアが面白い例を示してくれている。

インターネットの接続方法のひとつであるISDNやADSLが徐々に浸透し始めた頃、他のプロバイダはダイヤルアップから手を引いた。
しかし、ライブドアは逆にダイヤルアップ接続に目を向ける。
地方の方にはまだ、ダイヤルアップのニーズがあると見て、サービスの提供に力を入れたのだ。

なぜなら、ISDNやADLSのような技術は、主要都市を中心に設備投資が行われる。人が少ない地方は、どうしても後回しにされる。だから、ライブドアは地方に狙いをつけた。

この戦略が上手くいったかどうかと言うのは、今の成長したライブドアを見れば分かると思う。

どうも東京や大阪などの都会に拠点を置く企業は、いま自分が身をおいている場所や環境をあたりまえだと感じることが多い。
当然のように使っているものが、例えばコンビニなどが地域によっては、ないこともある。

このように日本国内においても、地域によってマーケットに格差が出てきてしまう。
世界を相手にしている半導体産業ならなおのこと、見方次第でマーケットの見え方が変わってくるのではないでしょうか。

東氏には、力をつけてきた韓国や中国に負けないように、さらなる成長を目指して欲しいと思います。



■会社概要■

[8035]東京エレクトロン株式会社

・設立
 1963年11月11日

・資本金
 54,961,000,000円

・従業員数
 連結 8842人
 単独 917人

・事業内容
 電子製品商社から出発。半導体・液晶製造装置メーカーとして国内で首位 、世界では2位  

・ホームページURL
 http://www.tel.com/

・株価チャート
 http://chart.finance.livedoor.com/index?stock_id=8035


■原文掲載(日本経済新聞より)■

・記事掲載日
[2005.05.24(火)]

・表題
[率先して成長示す]

・本文
▽…浮沈を繰り返しながら拡大してきた半導体産業にも成熟化を指摘する声が出ている。長年、同産業の盛衰を見てきた立場から、「かつて年平均で二割近かった売上高伸び率が、一割に下がったのは事実。ただ、これだけ広いすそ野を持ちながら二ケタ成長する産業はほかにはない」と反論する。

▽…むしろ「成熟したと誤解して人材投入を怠ると、韓国や台湾に完敗する」と国内半導体産業の地盤沈下を警告する。世界二位の製造装置メーカーである同社はすそ野産業の代表格。足元の受注環境は厳しいが、「率先して成長を示す」ことを自らに課している。


executive_brain at 00:00│TrackBack(0)「回転いす」の経営者たち 

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