2005年05月16日

《手なずけられない個性》 長谷川閑史氏 武田薬品工業社長

■本日の社長■

長谷川閑史氏
武田薬品工業社長



■社長からの議題■

「手なずけられない個性」


■<社長>たちへの提案事項■

あなたにも個性はあると思いますが、それに気づいているでしょうか。

あなたの個性が、成長するための強力な武器となり得るかもしれません。

いまいちど、自分自信の個性に目を向け、その「個性」を育ててみるのも
面白いかもしれません。



■提案事項にいたるまでの議事録■

最近の「回転いす」に登場する社長は大なり小なり、「買収」を意識した話題を口にする事が多い。長谷川閑史氏も、その一人だ。

「独自の文化」「手なずけられない個性」を持つこと。…買収に対抗する手段として、長谷川氏はこのような点を挙げている。
買収したあとの経営統合が難しそうだと、買収者側に思わせることができれば「リスクは減る」と踏んでいるのだ。

では、個性とはなんだろう。

前社長の武田國男氏(現会長)は高いカリスマ性と類まれなリーダーシップを武器としたトップダウン式の経営だった。

一方、長谷川氏は自分なりのスタイルとして、特に社員たちとのコミュニケーションを重視した経営を目指しているようだ。
面白いのが、AM8時〜AM9時までの間はアポイントなしでも社長室に訪れても良いそうだ。

武田薬品工業は二〇〇五年三月期の連結経常利益が、前期に比べ〇・九%減少し、小幅ではあったが十三期ぶりに経常減益となった。

「あらゆる面で中身が伴っていない」と自社の現状を評する長谷川氏だが、今後はコミュニケーションを意識した経営手法で国内トップを維持し、「個性」のある企業へと、さらなる成長を目指していくのだと思う。


■会社概要■

[4502]武田薬品工業株式会社

・設立
 1925年01月29日(創業1781年 ( 天明元年 ) 6月12日)

・資本金
 63,541,000,000円

・従業員数
 連結 14593人
 単独 6046人

・事業内容
 医薬品、医薬部外品等の製造・販売・輸出入
 国内製薬トップ、ゲノム研究でも業界をリード。欧米にも自社販売網。医品事業へ再集中へ   

・ホームページURL
http://www.takeda.co.jp/

・株価チャート
http://chart.finance.livedoor.com/index?stock_id=4502


■原文掲載(日本経済新聞より)■

・記事掲載日
[2005.05.16(月)]

・表題
[買収防衛策は個性?]

・本文
▽…「経営姿勢や経営者が個性的であることも買収防衛に有効ではないか」と笑みを浮かべつつも力説する。企業買収が成功するにはお互いの企業文化の融合が大切。「独自の文化を持ち、簡単に手なずけられないと思わせる企業ならばリスクは減る」という理屈だ。

▽…潤沢な手元資金を持つ製薬会社は買収合戦に巻き込まれやすいといわれる。自社の経営は標的にならないほど個性的かと水を向けられると「グローバルな製薬会社と大上段に振りかぶっている割にはあらゆる面で中身が伴っていない」と、途端に厳しい表情に戻った。



executive_brain at 00:00│TrackBack(0)「回転いす」の経営者たち 

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