2005年06月07日

《コストという意識》 中垣喜彦氏 Jパワー社長

■本日の社長■

中垣喜彦氏
Jパワー社長


■社長からの議題■

「コストという意識」


■<社長>たちへの提案事項■

売上とコスト、どちらをを意識していますか。
いかにコストを下げるか、考えてみましょう。

これからビジネスを始める人は、インターネットを有効に利用した方法を、まずは試してみるのも良いかもしれません。

インターネットは、店を持つのも広告をうつのも、かなりの低コストでできます。
低コスト、低リスクで、まずはビジネスをしてみてはいかがでしょうか。



■提案事項にいたるまでの議事録■

ピーターFドラッガーは、「コスト」について言及したコメントをよく残しています。
今日の利益は、明日のコストに消えてしまうからです。

Jパワー社長の中垣氏が、ドラッガーの言葉を知っているかどうかは分かりません。
しかし中垣氏は、かつては薄かった社内のコスト意識を、徐々に高めているようです。

せっかく大きな利益をあげても、コストをかけすぎていてはその利益が損なわれてしまいます。
結局のところ利益とは、いかにコストをかけないかで得られるのではないでしょうか。

たとえ1億の売上が出ても、コストに7千万掛けてしまえば3千万しか利益がでません。
これは、5千万の売上でコストが2千万という場合と同じです。

売上の追求にばかり目を奪われると、結局のところコストを差し引いたら利益がたいしたことなかった、なんてことにもなりかねません。

逆にコストを抑えることに意識すると、売上がそれほどでなくても、大きな利益を上げれらることもありますよね。


Jパワーの大株主が電力各社だったころは、コストの意識が低かったそうです。長期供給契約だったので、それをあてにしていたのでしょう。

たしかに電力各社は安定していました。公共料金系ですので、確実な収益が見込めます。顧客がカネを払わないものなら、電力をとめれば良いだけだからですから。

・・・僕も昔はよく電気止められましたが、絶対にその日のうちに支払いを済ませましたし。

しかし最近は、電力の自由化などから電力各社も危うい状況になりつつあります。
それを考えると、Jパワーは電力各社から解放されて、良かったのではないでしょうか。


中垣氏は「毎朝、株価のチェックは欠かさない」とのこと。
市場からのメッセージを読み取るためだそうです。

株価は企業の行動で変動します。
中垣氏がコストを意識した経営をすれば、気持ちのいい毎朝を迎えられるのではないでしょうか。


■会社概要■

[9513]J‐POWER(電源開発株式会社)

・設立
 1952年09月16日

・資本金
 152,449,600,000円(2004年3月31日現在)

・従業員数
 連結 6056人
 単独 2172人

・事業内容
 政府系だったが民営化により株放出、電力10社への電力卸が主力、電源は石炭火力と水力 

・ホームページURL
http://www.jpower.co.jp

・株価チャート
http://chart.finance.livedoor.com/index?stock_id=9513


■原文掲載(日本経済新聞より)■

・記事掲載日
[2005.06.07(火)]

・表題
[市場の声に耳澄ます]

・本文
▽…昨年十月に上場して以来、「毎朝、株価のチェックは欠かさない」という。ちょっとした株価の動きも気になるようだ。電力各社が大株主だった時代と異なり、市場からのメッセージを読み解こうと必死だ。

▽…上場から半年が経過、株価を見るときの自分の思いが現場に伝わっているかどうか不安にもなる。電力会社への長期供給契約に守られて、率直に言ってコスト意識は薄かった。全社目標として「競争力アップ」を掲げ、本社の簡素化や子会社との経費一体化など、現場に発信しつづける。


executive_brain at 00:00│TrackBack(0)「回転いす」の経営者たち 

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