2005年06月14日

《災害と需要》 西川忙瓠ゝ三製作所社長

■本日は会長■

西川忙
京三製作所社長社長



■社長からの議題■

「災害と需要」


■<社長>たちへの提案事項■

市場から求められたときに、自信をもって提供できる技術を育てましょう。
半端な技術しか持ち合わせていないと、いざ大きな需要が発生したときに、自信をもって提供できないジレンマが出てしまうかもしれませんしね。


鬼ブロよろしく〜

■提案事項にいたるまでの議事録■

福知山線の電車事故以降、先頭付近の車両に乗るのをつい避けてしまうようになったのは、僕だけではないと思います。

例の事故以降、鉄道信号を手がける京三製作所には、多くの問い合わせがあったそうです。

興味深いのは、当初その問い合わせの多くは、投資家からだったこと。本来ならば、事故を起こした当事者や、その他の鉄道事業者がいち早く問い合わせをすべきなような気もするのですが。


西川氏率いる京三正確所は、今回の事故による「特需」を見込めそうですが、西川氏本人は犠牲者が多く出てしまった事故の「特需」であるため、複雑な心情もあるようです。

この災害による特需期待は、今回の事故のみに限らず、過去にもいろいろあります。

昨年は各地方で地震が相次ぎましたが、地震のあとはかならず土木関係の株価が急騰しました。

鳥インフルエンザが流行った頃は、マスクやイソジン(うがい薬)の需要が多くなったということもあります。

そのときの経営者も、今回の西川氏と同じような心情を語っていました。
「特需」であることに困惑してしまうと。

しかし、僕は思うのですが、企業で提供している技術が必要とされているから、結果的に「特需」を生み出すのであって、それに対して引け目にも似た気持ちは感じなくても良いのではないかと思います。

必要とされているときに、必要とされている技術を持ち合わせたからこそ、災害時に「特需」が生まれるのだと思います。

西川氏にはこれからも、安全性を追求したシステムを構築してもらいたいと思います。


■福知山線事故後の京三製作所の株価(参考までに)

4/25 事故当日の株価に動きなし。
4/26〜5/6 出来高は少ないが、少しずつ株価は上昇。
5/9(GW明け)
それまでは380円にとどかなかったが、455円を超えた。
しかしここが、最高値となり、翌日以降は急降下。

結局のところ、ゴールデンウィーク後に「買い」に走った人は、ことごとく損失をこうむった感じですかね。

■会社概要■

[6742]株式会社京三製作所

・設立
 1917年09月03日

・資本金
 6,270,000,000円

・従業員数
 連結 1819人
 単独 1069人

・事業内容
信号大手、民鉄に強い地盤を持つ。鉄道信号・道路信号・安定化電源が3本柱

・ホームページURL
http://www.kyosan.co.jp/

・株価チャート
http://chart.finance.livedoor.com/index?stock_id=6742


■原文掲載(日本経済新聞より)■

・記事掲載日
[2005.06.14(火)]

・表題
[安全確保こそ使命]

・本文
▽…国土交通省が急カーブに新型の自動列車停止装置(ATS)の設置を義務付けると発表した五月中旬以降、鉄道信号を手がける同社に「鉄道事業者から問い合わせが続いている」。事業者が六月末に国交省に整備計画を提出するが「実際の注文となると、どこまで入るか」読みにくい。

▽…「実は問い合わせは当初、投資家からが多かった」。「多くの死傷者の出たJR福知山線脱線事故がきっかけ」だけに、特需期待の声には困惑気味。今は粛々と「顧客の鉄道信号の種類をリストアップする」。安全確保の使命を肝に銘ずる。


executive_brain at 00:00│TrackBack(0)「回転いす」の経営者たち 

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