2005年06月12日

《IT化=効率化?》 篠塚勝正氏 沖電気工業社長

■本日は会長■

篠塚勝正氏
沖電気工業社長


■社長からの議題■

「IT化=>効率化?」


■<社長>たちへの提案事項■

IT化は必ずしも、効率化を図れるとは限りません。
本当に効率が上がっているのでしょうか。
ITで業務の効率化を図る場合、それが本当に効果があるのか、考えてみましょう。


また、ある業務にはどんなシステム(IT)が効率の良い働きをするのか、考えてみるのも良いかもしれません。


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■提案事項にいたるまでの議事録■

「IT化」というのは単にコンピュータを導入するということではありません。
「IT化」とは、コンピュータなどの各種情報技術を導入することによって、人間がいままで負担してきた手間を省き、「効率化」を図ることです。

つまり、「IT化=>効率化」となるわけです。

しかし、ITを導入することによって得られる「効率化」を数値化するということはとても難しいことだと思います。
例えばある企業がITを何らかの業務に導入したとして、特定の部署では効率化を図れたように見えても、じつは別の部署では手間が増えてしまったと言うことは、けっこう多いと思います。

ITによるペーパーレス化をしてみたら、じつは最終的には印刷して管理していたりするのは、その典型的な例ではないでしょうか。

この効率化を数値にあらわしづらいIT化ですが、篠塚社長は数値ではなく「キーワード」を探しているようです。

銀行各社がキャッシュカードを磁気式からICカードに変えたのは、「安全」や「安心」というキーワードがあったからだと、篠塚社長は言っています。

まあ、預金者がスキミング被害にあった場合に、銀行がその被害額を負担しなければならないというガイドラインが決まったから、ICカードや静脈認証を急いで導入したように、僕には見えましたが。
(あのガイドラインが決まらなかったら、いまでも磁気式カードだったかもしれませんね)


篠塚社長には、ぜひIT化により得られる「効率」を、数値化できる技術を探して欲しいと思います。


■会社概要■

[6703]沖電気工業株式会社

・設立
 1949年11月01日

・資本金
 67,862,000,000円

・従業員数
 連結 20779人
 単独 5395人

・事業内容
通信機器の老舗。IP電話の技術力に定評。ATM等の金融端末や独自開発LSIにも強み

・ホームページURL
http://www.oki.com/jp/

・株価チャート
http://chart.finance.livedoor.com/index?stock_id=6703


■原文掲載(日本経済新聞より)■

・記事掲載日
[2005.06.12(日)]

・表題
[キーワードに悩む]

・本文
▽…「導入効果が定量的に把握しにくい投資を喜んでする顧客はいない」とため息をつく。銀行が長年使用してきた磁気式カードからICカードと静脈認証に切り替えていくことに決めたのは、「安全や安心というわかりやすいメッセージが経営層にも響いたから」。

▽…IT(情報技術)各社の主力である情報システム構築も「無駄を減らし、業務を効率化できる利点がうまく伝わっていない」。定量的に示しにくいものだけに、「わかりやすいキーワードがないか毎日頭を悩ませている」という。

executive_brain at 00:00│TrackBack(0)「回転いす」の経営者たち 

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