2005年06月21日

《データと感性》 佐治信忠氏 サントリー社長

■本日は会長■

佐治信忠氏 サントリー社長


■社長からの議題■

「データと感性」


■<社長>たちへの提案事項■

データを信じることも重要ですが、あなたの感性も信じてあげてみてはいかがでしょうか。

データは過去と現在の分析で得られます。未来は、あなたの脳の分析で得られるかも知れませんね。



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■提案事項にいたるまでの議事録■

確かに調査によりはじき出された"数字"というのは、盲信してしまいやすい傾向にあるかもしれません。
荒唐無稽な理屈でも、"数字"でデータを示されると具体性を帯びて見えてきたりもします。

商品を開発する上で、市場調査は欠かせないもです。
しかし、市場調査により得られた結果と言うのは、 どの程度信用していいのでしょうか


「市場調査ばかり信用するな」というのは、佐治氏の最近の口癖だそうです。


市場調査は重要だと思いますが、必ずしも的確にヒット商品を生み出すわけではありません。
調査で導き出された数字や論理は、確かに具体的で間違いがないように思えることもあるでしょう。

しかし、市場調査というのは過去と現在のデータを分析しているだけに過ぎないのではないでしょうか。


これは株式投資に当てはめると、とても分かりやすいかもしれません。

テクニカル投資をする人は、基本的にあらゆる数字を参考にします。
過去の株価の変動と、その推移。
ローソク足というグラフをみて、未来を予測しようとしています。

しかし実際にいくら予測や分析をしても、上がるか下がるかというのは、 結局とところ五分五分です。

先人たちが考案した様々なグラフを用いても、それらのグラフというのは過去と現在を表すのみ。

過去と現在の点と点を結び、未来をみようとするという意味では、株式投資も市場調査も変わらないのではないでしょうか


佐治氏は、こうも言っています。

「ヒットして初めて分かる理由がある」と。


商品がヒットするかしないかというのは、調査も必要でしょう
しかし、ヒットしてからはじめて判明する、「隠れたニーズ」もあるということだと思います。

すべての未来を予測することはできません。
市場調査を妄信するということは、未来を妄信するということかもしれません。

「あした地震が起きるよ」といわれて、100%信用してしてしまうことは、あまりないですよね。


最後に、佐治氏の言葉です。
「事業展開には数字に表れない時代の感性が必要」

・・・とのことです。

 

■会社概要■

 サントリー(株)

・設立
 1921年12月1日(創業1899年)

・資本金
 30,000,000,000円

・従業員数
 連結 18,429名
 単独 4,582名

・事業内容
 酒類、食品事業をはじめ、花、健康食品事業など新規分野にも取り組み、さらに海外でもアジア、中国での事業展開や、 アメリカにおける飲料ビジネスなど、日本国内だけでなく、世界各国でも幅広く事業を展開

・ホームページURL
http://www.suntory.co.jp/


■原文掲載(日本経済新聞より)■

・記事掲載日
 [2005.06.21(火)]

・表題
 [時代の感性問われる]

・本文
▽…「市場調査ばかり信用するな」が最近の口癖。飲料市場では、緑茶や機能性飲料などの新商品が続々登場し変化が激しい。 市場調査は商品開発に欠かせないが、「ヒットして初めて分かる理由がある」と指摘する。

▽…低価格の「第三のビール」が伸びる一方、やや高いビールも比較的堅調。読みにくい市場の開拓に必要なのは「トレンドの先取り」だ。 新分野への挑戦を意味する創業以来の「やってみなはれ」をあえて口にはしないが、「社員にとって重みは増している」。 「事業展開には数字に表れない時代の感性が必要」とかみしめている。


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この記事へのコメント

1. Posted by いの   2005年06月22日 08:22
TBありがとうございました。
また、たまに見に来てやって下さいませ。